GSS RPG RULE

グラス学園RPGルール(簡単版)

 こちらではグラス学園RPGのルールを順次、掲載していこうと考えてます。
 このルールは、当サークルから発行しているグラス学園卓上演戯の簡単版になります。通常版については、書籍発行以外の手段は考えておりません。ご了承ください。

 1・学校案内:新聞局員・岩板 呼栖江

 あっら? どうしたんですか、こんなところで。え、迷った?
 たしかにこの学校って、複雑だからねえ。何をしていいんだかよくわからないのも仕方ないかな。
 それじゃあ、あたしがわかるように教えたげるよ。準備はい〜い?

 生徒資料(キャラクターシート)は簡単(イージー)用を使います。まずは名前、学年を書いて下さい。中等部、高等部の違いも忘れずに。

 学年が決まったら能力点の決定です。ここで能力点は格(レベル)を上げるために必要な数値になります。中等部1年だと2、2年、3年でそれぞれ4、6の能力点を手にすることができます。高等部では1、2、3年でそれぞれ10、12、15を手にします。
 格が上がればどんどん強くなるので、頑張って能力点をかせいで下さい。

 格を上げるのに必要な能力点は、格1にするには2、格2にするには6、格3にするには12、格4にするには20、格5にするには30です。ですから高等部の3年生の人でも、はじめは格3にしかなれません。

 格が上がればグラスポイントが上がり、中等部科目のどれか一つを上げられ、負傷度などの限界値や全力行為回数などが上がります。それに加え、役割ごとに格に応じたグラス・オーラを使えるようになります。格1でレベル1のグラス・オーラを使えます。

 次に性質を決めてもらいます。一般人、運動好き、体育会系、エリート、病弱、勉強家、アウトローの七種です。
 性質が決まったら、能力値を決めます。(表−1)で得意、苦手能力値を調べてから、20面ダイスと(表−2)を使って、決めていきます。苦手な能力は苦手、得意な能力は得意、何も書いてない能力は普通の欄を見て、20面大素手で為と照らし合わせて決まります。

 能力値が決定すると、(表−3)で優、並、劣の値も決定します。書き込んで下さい。

 次は役割の決定です。グラス学園では生徒会長を選挙で決めるため、候補者が生徒たちの人望を集め、選挙で会長になることを目ざします。なので、『候補者』は必ず一人、決めて下さい。
 その他、戦いを専門とする『護衛』、情報集めなどの雑務を担当する『秘書』、グラス・オーラについての知識を持つ『参謀』がいます。全てが必要ではありませんが、人数が少なければ候補者の欠点を補う役割の人がいるとよいでしょう。

 役割はそれぞれに得意分野があり、それは主に覚えるグラス・オーラに現れます。
 護衛は戦闘用のグラス・オーラ、秘書は諜報活動のグラス・オーラ、参謀はさまざまなグラス・オーラを覚えます。候補者の人は、護衛、秘書、参謀が覚えるグラス・オーラのどれか一種類を、同じように覚えることができます。
 そして、戦闘技能と呼ばれる、戦いのための技能への修正が違います。護衛は現在の格に+1、候補者はそのまま、秘書は−1、参謀は2分の1になります。

 部活動、委員会は自由に決めて下さい。簡単(イージー)用では技能その他に特に関わりがありません。ただ、組織によるしがらみがあるのは変わりません。

 負傷度(ダメージ)限界値、気力減退度限界値は格の数値を使います。格が1の場合、負傷度1で気絶です。両方とも負傷度(ダメージ)として同じに扱うので、回復グラス・オーラで回復しやすいですが、気絶もしやすくなります。

 全力行為回数も、格の数値分だけになります。全ての行為において、判定時に並ではなく優の値で判定するために使用できます。七つの能力値のいずれかを使う判定の時に使用して下さい。回数は、一日ゆっくり休めば回復します。

 グラスポイントは、格が1上がる事に20面ダイス+役割によるおまけ(ボーナス)だけ上昇します。おまけ(ボーナス)は、参謀が眼鏡の基本値、秘書が眼鏡の優値、候補者が眼鏡の並値、護衛は眼鏡の劣値です。初めの最大値は眼鏡基本値×5です。

 取得科目は格が1上がるごとに一つ増やせます。
 中等部科目=補助能力は、初めの値は、学力×3+7を10科目に割り振って決まります。そして、格が上がるごとに科目のどれか一つを1上げることができます。

 移動力は、敏捷の並値×メートルが1ターン(6秒)のうちで移動できる距離になります。全速力では移動力×5+25メートルになります。簡単用では戦闘に使いません。

 性格・特徴・特技は(表−4)を利用して、決めて下さい。

 学園生活設定は、今までに決まった情報と想像力を駆使して、どのような生活を送るかの一日の一週間の流れを記して下さい。これは決まってなくても大丈夫です。
 生活態度も、生徒の性格を考えて書いて下さい。演戯主(マスター)によって何か書かされることもあるかもしれません。

 候補者の場合は、浮動票と固定票も書き忘れないようにして下さい。票が集まらなければ、どうやっても生徒会長に当選しません。

 それじゃあ生徒資料(キャラクターシート)の書き込み方をまとめてみましょう。

 1・名前を決める
 2・中等部、高等部、学年を決める。
 3・性質を決める。
 4・能力値を決める。
 5・はじめのグラスポイントを決める。
 6・中等部科目=補助能力を決める。
 7・役割を決める。
 8・特技、特徴を決める。
 A・能力値によって格が決まる。移動力も決まる。
 B・格によって、負傷度(ダメージ)限界値、全力行為回数が決まる。
 C・生活態度、生活設定、部、局・委員会を決める。

 以上で終わりです。

 まあ、こんなところかな。後はおいおい理解していってもらうとして。
 お礼? いやいや遠慮しますよ。そのかわり面白い話があったら、あたしに教えてちょうだい! 記事のためならどこへでも行くからさ、真っ先にあたしのところへきてね。
 それじゃ、良い学園生活を。あ、グラス新聞もよろしくね〜。  


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